展示作品を鑑賞する来場者=佐賀市の県立美術館

 佐賀美術協会(先崎民憲理事長)が主催する101回目の美協展が28日、佐賀市の県立美術館で開幕した。洋画部門で最高賞の美術協会賞に輝いた高津愛加さん(17)の「とける少女」など、一般公募の入賞・入選作と会員・会友の作品計325点が展示されている。7月8日まで。入場無料。

 一番乗りは思斉館小学部(佐賀市久保田町)の6年生89人。児童たちは「俺の姉ちゃんに似てる」「どうやって作ったの」などとささやき合いながら会場を巡った。彫塑作品が展示される3号展示室に足を踏み入れると、大きな立体が立ち並ぶ迫力に、感嘆の声を漏らした。

 6年の木下陽斗(はると)君(11)は、浜口和之さんの日本画「夕刻」を指し「普通の絵と違っている。本物みたい」と感心、松尾千愛(ちえ)さん(12)は「佐賀の人がこんな作品を作っているなんて驚いた。私も勉強を頑張りたい」と話した。

 昨年まで洋画を飾っていた2階画廊に、4部門の上位作品を並べた。先崎理事長(68)は「美協展の縮小版のような部屋で良い雰囲気。ぜひ立ち寄ってもらいたい」と話した。

 30日と7月1日の午後2時からギャラリートーク、8日は午後2時から入選作品講評会を行う。

 また、7日午後3時半から、佐賀市兵庫北のほほえみ館で「佐賀美協100年の検証と今後への提言」をテーマにパネルディスカッションを行い、同美術館の野中耕介学芸員、佐賀大学の小木曽誠准教授、先崎理事長、造形作家の松尾伊知郎さんが登壇する。

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