管理栄養士の副島たづ子さん(左)の指導を受けながら具材を盛り付ける学生=佐賀市の佐賀女子短期大学

 佐賀市の佐賀女子短期大の2年生が28日、白石町須古地区の郷土料理「須古ずし」作りを体験した。管理栄養士などを目指す学生25人が講師の指導を受け、魚や野菜などをのせた彩り豊かなすし作りを楽しみながら、郷土の食文化について学んだ。

 同短大は、白石町と2015年に包括連携協定を締結し、食文化の継承と発展を目的に田植えやタマネギの収穫、須古ずし作りなどに取り組んでいる。須古ずしは500年以上の歴史があり、祝い事や祭りの際に食べられるという。

 学生たちは、管理栄養士の副島たづ子さん(70)=同町=に教わり、手際よく調理。「もろぶた」と呼ばれる長方形の箱に酢飯を詰めて10センチ角に切り分け、ゴボウやニンジン、甘辛く煮付けたムツゴロウ、錦糸卵などを盛り付けた。腎臓病患者のために、通常のご飯よりもタンパク質を低減したご飯などを使用した須古ずしも作って味わった。

 初めて作ったという大原有加里さん(19)は「貴重な体験になった。管理栄養士になったら給食で出すだけでなく子どもたちに作ってもらって興味を持ってもらいたい」。副島さんは「病気の人にも郷土料理をおいしく食べてもらいたいという思いが味に出ていた。学生たちにはさまざまな場で作って、伝えてほしい」とほほ笑んだ。 

このエントリーをはてなブックマークに追加