金塊約206キロを小型船で佐賀県唐津市の港に密輸したとして関税法違反(無許可輸入)などの罪に問われ、一審佐賀地裁で懲役2年、罰金150万円の判決を受けた被告(67)=青森県むつ市=の控訴審初公判が27日、福岡高裁(山口雅髙裁判長)で開かれた。弁護側はあらためて無罪を主張、検察側は控訴棄却を求め、結審した。判決言い渡しは7月20日。

 被告は被告人質問で、一審判決後に100万円の贖罪寄付をしたとし「(一審で有罪判決が出た)乗組員の世話をしたことを十分に反省した。社会に迷惑を掛けた」と理由を述べた。「密輸に賛同したとの(共犯者の)証言は事実と全く異なる」とも述べ、密輸への関与をあらためて否定した。弁護側は弁論で、有罪判決とする場合は執行猶予とするよう求めた。

 事件は昨年5月に発生。被告を含む日本人と中国人の計9人が起訴され、いずれも佐賀地裁で有罪判決を受けた。被告について地裁は「日本人側の主犯格で中核的役割を果たした」と認定している。

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