遊漁中、転落し、数時間、ボートにしがみついて漂流していた男性を救助=4月、玄海町(一部加工しています)

 海上保安部に交通課という課があることをご存知でしょうか。交通課というと、警察大好き人間の私が欠かさず見ているテレビの、あえて番組名は申しませんが、「○○24時」系ではひき逃げ事件捜査や白バイ隊の活躍でよく目にします。

 実は海上保安部も同じで、海の事故を起こした船長に「しっかり前方見ていましたか(前ば見とらんかったと)」などと事故原因を調査し、また船の免許を取得しようする人たちに海の事故の現状を知ってもらう講習会も開催しています。

 そうなんです、講習会の先生もやっています。さらにどうすれば(どぎゃんすれば)海の事故が減るか、船長さんに分かってもらえるか、あり余る知恵を出し合い、限られた(?)予算の中で、インパクトのあるキャラクターや自作の図柄で“これぞ”的なポスターやチラシを作り事故防止を訴えています。そうです、にわかイラストレーターもやっています。

 そうした2足のわらじの保安官の思いが届かないのか、最近「ミニボート」が関係する事故が増えてきています。免許もいらずネットで購入でき、扱いも手軽なことから、気軽にボートで海に繰り出し、結果、転覆したり、沖に流され戻ってこられず、「助けて~」という事態に。

 夏も間近。どのレジャーも事故になれば楽しさも一瞬で悲しみに変わります。私たち交通課の保安官は事故防止という本来のわらじを履いて、日々、海の安全航行に目を光らせるのです。(唐津海上保安部海上保安部交通課長・宮内秀彦)

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