生徒たちの前で篠笛の演奏を披露する佐藤さん=嬉野高校塩田校舎体育館

新しくなった校歌を歌う生徒たち=嬉野高校塩田校舎体育館

 今春統合した嬉野高校は26日、新しい嬉野高校の校歌を制作した篠笛(しのぶえ)奏者・佐藤和哉さん(36)に感謝状を贈呈した。佐藤さんは制作した校歌について「自分の夢や仕事に向けて歩んでいく道しるべとなるような歌になれば」との思いを込めた。

 「若き命よ」と題した校歌は「山碧(あお)く空高く」の歌い出しから始まる。歌詞には“嬉野”という言葉が使われていないが、嬉野の景色が自然とにじみ出るような歌詞を意識したという。また、歌詞には「溢(あふ)れる意志」や「努力を信じて」など力強い言葉もちりばめている。佐藤さんは「卒業してからも、何かの機会に歌詞などを思い出して、生きる指針の一つにしてほしい」と気持ちを込めた。

 校歌は作詞作曲を担当する佐藤さんが、昨年の6月ごろから塩田校舎や嬉野校舎を訪れ、8カ月ほどをかけて完成させた。

 嬉野高校の塩田校舎体育館であった贈呈式には、同校の生徒など約320人が出席した。同校の島本克己校長が「全国にファンがいる佐藤さんに校歌を作ってもらい光栄に思う。新しい校歌をみんなで歌い続けたい」と感謝を表した。佐藤さんは「まさか自分が校歌を作る大役が回ってくるとは」と驚きつつも「みなさんの思いを受けて懸命に作った」とあいさつした。その後、オリジナル曲「さくら色のワルツ」などの篠笛演奏を披露した。

 佐藤さんは2016年に嬉野市曲「ふるさとの空よ」を制作、嬉野の“こころ”を伝え、市の魅力を発信する「嬉野こころ大使」に就任していた。この日は、同大使再任の委嘱状交付もあった。

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