今年3月の神埼郡吉野ヶ里町議選(定数12)で、当選した4人が地区公民館を選挙事務所として使用したなどとして、別の町議から出された当選無効の審査申し立てについて、県選挙管理委員会は26日、棄却したと発表した。町議は裁決を不服として福岡高裁に訴訟を起こす考えを示した。

 申し立てた町議は城島敏行氏(70)。当選の4人が町内の公民館を選挙事務所として使ったことで、住民の政治上、選挙上の判断を制約したと主張、4月2日に町選管に4人の当選無効を申し出た。町選管は「公選法に抵触するわけではない」として同17日付で棄却した。4月27日に審査申し立てを受けた県選管は、「当選無効の原因となり得べき違法事由のいずれにも該当しない」とし、「主張は全く採用することはできない」と退け、6月25日に裁決した。

 城島氏は4年前、同様の訴訟を起こし、福岡高裁は手続きの不備を理由に訴えを却下、公民館使用の是非を判断していない。城島氏は「公民館使用について地区によって統一されていないのは公平ではない。前回は異議申し出の期限を過ぎていたが、今回は審理をしてもらえるはず」と話す。

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