三養基郡上峰町の武広勇平町長は26日、来年2月末で閉店する大型商業施設イオン上峰店の土地と建物について、無償取得したい考えを示した。28日に同店を運営するイオン九州(福岡市)に伝え、協議していく。

 定例記者会見で明らかにした。武広町長は、町民に不安が広がっている現状を挙げ、跡地利用に町が積極的に関与していく必要性を強調した。「(跡地について)私自身が持っている案があり、イオン九州に説明する中で無償取得をお願いしていく」と述べた。

 イオン九州が上峰店一帯に所有する土地は広さ5万6570平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造り3階建てで、店舗面積2万2765平方メートル。跡地整備の際に既存建物を再使用するかは決まっておらず、今後の検討課題となる。

 町は22日付の文書で、跡地取得に向けて、筆数や地積、地目、建物の構造、簿価などの情報を提供するよう同社に要請していた。同店が立地する中心市街地の再開発を検討する官民連携基本計画の中で、今秋までに跡地利用計画を定める。

 イオン九州は取材に、無償取得に関して「まだ聞いていない」とした上で、「申し込みがあれば検討したい」とコメントした。

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