楠の端材を再利用したエコブロック

 衣替えのたびに頭を悩ましてきた防虫剤の選択。できるだけ化学薬品を用いないように防虫剤を少なめにすると、翌年虫食いを見つけてがっかりしたことはありませんか。

 子どもたちとの生活は、化学物質を最小限に止めることを信条に過ごしてきました。手洗いして天日に干した衣類は、お茶箱に保管すると防虫効果は抜群ですが、年齢とともに入れ替えをちょっと面倒に感じるようになりました。年齢と不釣り合いになった衣服との再会にも限界があるようです。子どもたちが独立してからは、大切に保管した衣類は適材適所で2度目の役目を果たしてもらうことにしています。大切にしてきた物や時間がリサイクルされる環境が生まれるのはうれしいものです。衣替えを通して生まれる自然、人間、物との新たな循環もエコでサステナブルにしたいと思っていました。

 購入していた天然由来の防虫剤も効力を失えば廃棄が待っています。30年ほど前に杉の防虫ブロックを購入したことを思いだしました。当時はアメリカからの輸入品でしたが、最近はエコ意識の高まりのおかげで、国産のエコブロックを購入できるようになりました。

 早速インターネットで不揃いだけれどその分安い国産の楠(くす)のブロックを見つけ購入。防虫効果のある楠から抽出した天然の樟脳(しょうのう)オイルを塗布し十分に乾燥させて防虫ブロックを作ってみました。

 楠の香りのするブロックをクローゼットやタンスの引き出しに入れて衣替え終了。香りが弱くなったら樟脳オイルを楠ブロックに塗布します。繰り返し使える楠のブロックのお陰で、防虫剤を購入し廃棄するストレスから解放された衣替え。後は効果を検証するだけですが、それは後日のお楽しみです。(地域リポーター・岩田雅予=大和町)

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