「世界の最先端テクノロジー」をテーマに社会に貢献できる会社を立ち上げる意義を説いたアニス・ウッザマン氏=佐賀市のグランデはがくれ

 世界で120社以上の新興企業に投資した実績のあるベンチャー・キャピタルの最高経営責任者(CEO)アニス・ウッザマン氏=米国=が19日、佐賀市で「世界の最先端テクノロジー」をテーマに講演した。医療分野におけるIT技術導入で業績を伸ばす企業の活躍を引き合いに、社会で必要とされる会社組織を立ち上げる意義を説いた。

 ウッザマン氏は企業経営に必要な考え方を指南。ネット通販大手のアマゾンが本の配送から事業をスタートさせ、今では音声だけで操作できるスマートスピーカーを開発している事例を示し「時代の流れに合わせて柔軟に事業の方向性を変える。その姿勢は日本の企業も見習うべき」と強調した。

 ウッザマン氏はこれまで多くのベンチャー企業を見てきた経験を基に「社会問題の解決や生活への貢献を目的にした企業を立ち上げると良い」と助言。事例として、糖尿病患者の生活を支える最新技術や、病院の待ち時間短縮を実現するシステムを紹介した。

 セミナーは県や在福岡米国領事館などが主催し、学生や企業担当者、自治体関係者ら約150人が聴講した。

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