自作した機械を動かして、参加者に紹介するグラフィックデザイナーのギルス・ドゥ・ブロックさん(左)=佐賀市のオランダハウス

 佐賀県内に滞在し、機械を使って有田焼の絵付けをしているオランダ出身のグラフィックデザイナー、ギルス・ドゥ・ブロックさん(29)によるワークショップが24日、佐賀市呉服元町のオランダハウス(旧佐賀銀行呉服町支店)であった。これまでの創作活動や自分で製作した機械の仕組みなどを説明した。

 芸術やデザインの知識を持つ大学生や社会人など7人が参加。大企業をクライアントに持ち、活躍するギルスさんの生の声を聞いた。

 従来の作品とは異なり、カーペットや陶磁器を対象にしたグラフィックデザインを始めたギルスさんは「技術が限界を生むのが面白く、その境界線を越えたい」と語った。器への絵付けを自身で行うのは難しいと感じたことから、試行錯誤して機械を製作し、自身でプログラミングした経緯を説明した。

 参加した佐賀大の芸術地域デザイン学部の学生は「ギルスさんは作品を理想に近づけるため、プログラミングを組み直している。話を聞いて(作品を)突き詰める姿勢を学んだ」と話した。

 ワークショップでは、参加者が紙に自由に絵を描き、それをギルスさんの機械でデザインする体験も行った。

 ギルスさんは同会場で実施中のアーティスト・イン・レジデンス(滞在型創作活動)で、5月上旬から滞在している。

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