計画発表から2年9カ月後にオープンした「上峰サティ」。店内は大勢の買い物客でにぎわった=平成7年3月18日

 大手スーパーの九州ニチイは、三養基郡上峰町に計画していた県内最大規模の大型店について、テナントとして入居する専門店の募集説明会を開き、建物やフロア構成などの店舗概要を初めて公表した。当時の仮称は「マイカルタウン上峰」。1995(平成7)年3月に「上峰サティ」としてオープンした。

 計画では、国道34号沿いの約6万平方メートルの敷地に、鉄筋3階建ての2棟で構成。食品からファッション、映画館などの複合型施設だった。テナント説明会には県内外から飲食店や薬局など約80店が集まり、関心の高さをうかがわせた。

 当時は県内最大の店舗面積(2万1200平方メートル)を誇り、開店初日は4万7千人が詰めかけた。1992(平成4)年に大型店の出店規制が緩和されてからは、近隣の佐賀市や久留米市にも大型店が相次いで出店し、競争が激化。2007(同19)年にイオン九州に吸収合併された後、名称も「イオン上峰店」に変更された。

 県内の大型店の先駆けは、建物の老朽化などを理由に来年2月末で撤退し、24年の歴史に幕を下ろすことになる。(新元号まであと309日)

このエントリーをはてなブックマークに追加