佐賀県民の交通マナーに関し、ざっくばらんに話し合う馬場製作所の社員たち=佐賀市のホテルマリターレ創世

 佐賀県民の運転の特徴を言葉で表すと-? 県警などは交通マナー向上を目指す取り組みの一環として、県民特有の運転行為について企業や学校などでざっくばらんに語り合う「井戸端ミーティング」を県内各地区で開いている。自分たちの運転マナーを見つめ直し、その特徴をネーミングすることで安全運転の意識向上に結びつける。

 佐賀県は人口10万人当たりの人身事故発生件数が2012年から全国ワーストが続き、17年はワースト2位。県警が県外ドライバーを対象に「佐賀県民の運転マナーで気になる点」のアンケートをしたところ、「合図を出さない(遅い)」が最も多く18%、次いで「車間距離が短い」(14・2%)「譲る気持ちがない」(12%)などが挙がった。

 県警はこの状況を受け、大学や高校、企業、老人クラブなどに、交通マナーに関する井戸端ミーティングの開催を依頼。県民の交通マナーの良い点・悪い点を話し合ってもらい、各地で問題視されている交通マナーを指す「名古屋走り」(荒っぽい運転とマナーの悪さ)や「伊予の早曲がり」(信号交差点での急発進による右折)のような、県民の運転の特徴を表すネーミングを決め、マナー向上につなげる。

 22日には、神埼地区の安全運転管理モデル事業所に指定されている馬場製作所(神埼市)が井戸端ミーティングを開催した。序盤は「ずっと佐賀に住んどるけんが、自分たちの運転がどがんか分からん」と苦労しながらも、ざっくばらんに雑談を交えながら「右折しようとする時、譲ってくれる人が増えてきている」「黄色信号でスピードを上げる車をよく見る」など、県民の運転に対するイメージを話し合った。

 県警交通企画課の前川直管理官は「交通マナーについてざっくばらんに話し合ってもらうことで、事故防止の意識を高めてもらい、家族や友人にも共有してほしい」と呼び掛けた。

 決定したネーミングは「秋の交通安全運動」が始まる9月21日に発表され、広報啓発などに使用される。

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