21日に開かれた伊万里・西松浦地区被爆者友の会の定期総会。会員の減少と高齢化で活動の継続が厳しくなっている=伊万里市民会館

 伊万里・西松浦地区被爆者友の会の定期総会が21日、伊万里市民会館で開かれた。ほかの被爆者団体と同様に会員の減少と高齢化で運営は厳しくなっているが、核兵器廃絶を訴える活動を可能な限り続けていくことを確認した。

 伊万里市と有田町に住む長崎、広島原爆の被爆者12人が出席。会長の池田和友さん(88)=伊万里市二里町=は「ご覧の通り少なくなりましたが、来てもらえるだけでありがたい」とあいさつした。

 会員数は現在54人で平均年齢は85歳。ここ数年、佐賀県被団協会長を務めた吉冨安美さんなど中心メンバーが相次いで亡くなり、健康を損なう人も多く、活動の継続が難しくなっている。組織運営を担う人がいなくなれば、嬉野市や太良町の被爆者団体のように解散を余儀なくされる。

 伊万里商業学校の生徒だった1945年8月9日、学徒動員先の長崎市で被爆した池田さんは「核兵器の犠牲になり、核兵器をなくそうと頑張ってきた友人たちのためにも、できる限り語り部などの活動を続けていきたい」と話している。

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