各部門の年間賞表彰などを行った読者文芸大会=佐賀新聞社

鍋島直正と古川松根について講演する県立博物館・美術館の福井尚寿副館長=佐賀新聞社

 毎週金曜日に掲載する佐賀新聞読者文芸欄の投稿者が集う第41回佐賀新聞読者文芸大会が24日、佐賀市の佐賀新聞社であった。短歌、俳句、川柳、詩の選者と文芸愛好家ら約150人が参加し、講演会や分科会で交流を深め、文学への思いを新たにした。

 佐賀新聞社の大隈知彦編集局長が「友人、地域の人などの目に触れ、文学関係者以外にもつながるのが読者文芸欄の良さ。元気で末永く投稿を」とあいさつ。1年間の優秀作を表彰する年間賞表彰式では、川柳部門最優秀の真島清弘さんら20人に賞状と盾が贈られた。

 また、選者を代表し川柳の小松多聞さんが登壇。「私も読者文芸で育ててもらった。佐賀新聞ほど文芸を大きく取り扱うところはない」と話し、「皆さんの作品作りの指針になるのでは」と年間優秀者の声を紹介した。

 講演会では、県立博物館・美術館の福井尚寿副館長が「鍋島直正と古川松根-『非常の英主』とその側近」と題し、佐賀藩の幕末維新期の名君と、幼少の頃からお供した近習について話した。伊万里大川内山の鍋島藩窯の様子を、書画も得意とした古川が描いたと思われる大皿が残されていることに触れ、「藩の記録ならば紙でいい。焼き物の絵柄にして病気がちの直正をなごませたのでは」と2人の近しい関係性を解説した。

 午後からは4部門に分かれて分科会を開催し、それぞれ出詠、投句した作品を講評し合った。講演要旨や分科会優秀作などを後日、読者文芸面で掲載する。

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