有田焼を使ったテーブルコーディネートを展示し、新しい有田焼の魅力を提案している=東京・西池袋の東武百貨店池袋本店

「有田の魅力展」オープニングセレモニーでテープカットをする松尾佳昭有田町長(中央)ら=東京・西池袋の東武百貨店池袋本店

明治時代の最高技法で制作した大作を解説する深川製磁の深川一太社長=東京・西池袋の東武百貨店池袋本店

 人間国宝の芸術作品から日常使いの食器まで有田焼の魅力を伝える展示販売会が21日、東京・西池袋の東武百貨店で始まった。料理別のテーブルコーディネート例や有田焼カレーの販売、ろくろや皿踊りの実演といった企画を通し、有田焼の新しい魅力を提案する意欲的なイベントになっている。

 有田町の窯業、商工関係者らでつくる「有田焼未来プロジェクト」の協賛で、松尾佳昭町長や白磁の人間国宝井上萬二さん、十五代酒井田柿右衛門さんら「有田の顔」がオープニングセレモニーに参加した。

 松尾町長は「生活に豊かさと潤いをもたらす素晴らしい有田焼を十分に楽しんでください」とあいさつした。井上萬二さんは「こうして名窯の作品群を一堂に展観できることが糧となって、われわれは作品制作に精進できる。ありがたい」と謝辞を述べた。

 目玉展示は、明治維新150年を記念し、井上さんがろくろで成形して素焼きし、深川製磁の職人が絵付けを施した大作の花瓶「染錦(そめにしき)紫陽花(あじさい)瑠璃金雲地文様花生(るりきんくもじもんようはないけ)」。深川製磁の深川一太社長は「明治時代の最高技法の作品は作れないと思っていたが、井上先生の力で再現できた。今後、できることはない。奇跡の作品」と自ら解説した。

 「有田の魅力展2018」は26日まで。

このエントリーをはてなブックマークに追加