貫会長(左)から九州ビジネス大賞の賞状などを受け取る木村社長=福岡市のソラリア西鉄ホテル

 新たな市場を開拓した革新的な事業を顕彰する「九州ニュービジネス大賞」で、システム開発の木村情報技術(佐賀市、木村隆夫社長)が最高賞となる「ニュービジネス大賞」を受賞した。米・IBM社の人工知能(AI)「ワトソン」を活用し、製薬会社のシステムを構築した先進性が高く評価された。

 木村情報技術は2016年4月から、ワトソン日本語版の初めてのパートナー企業となり、AI事業をスタート。医薬品に関する受け答えシステム、社内業務問い合わせシステムなどを開発した。事業の新規性だけでなく、売り上げや利益が伸びている点も評価された。

 同社は、講演会をインターネットでライブ配信するシステムが評価され、将来的に発展が期待される「九州アントレプレナー大賞」を2012年に受賞している。

 福岡市のホテルで開かれた表彰式で、木村社長は「受賞は、新しい仕事に挑む大きな励みとなる。大学生の就職などにAIを活用する事業にも着手した」と意欲的に語った。

 大賞は九州ニュービジネス協議会(会長・貫正義九州電力会長)が04年から、起業マインドを高めて地域経済を活性化しようと実施している。15回目を迎えた今回は、九州全県から16件の応募があり、高齢者の運転能力の向上、体力改善による就労支援に取り組む企業も表彰された。

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