福岡県内の支店、出張所の移転統合について説明する坂井秀明頭取=福岡市の佐賀銀行福岡本部

 佐賀銀行(佐賀市)は、福岡県内の支店や出張所の計8店を9月から来年3月にかけて統廃合すると発表した。マイナス金利で金融を取り巻く環境が厳しさを増す中、営業部門への人員配置を進め、経営の効率化を図る。

 削減規模は福岡県内の拠点数の2割強で、福岡市内では老司支店(南区)を三宅支店(同)に、桧原支店(同)を野間支店(同)、野芥支店(早良区)を干隈支店(城南区)、那珂支店(博多区)を麦野支店(同)にそれぞれ統合する。

 久留米市にある津福支店と三潴出張所は久留米支店へ、五条支店(太宰府市)は二日市支店(筑紫野市)、加布里支店・二丈出張所(糸島市)は前原支店(同)に集約する。現金自動預払機(ATM)は三潴出張所を除き営業を終了する。

 統廃合で33人を中小企業向け融資や、個人向けの営業担当に配置転換する。物件費などのコスト削減効果は年間1億円弱を見込む。

 福岡市で会見した坂井秀明頭取は「採算性を上げられず、閉めることになったのは残念だが、店舗見直しはこれでほぼ終わる。創出した経営資源をしっかり活用したい」と話した。

 今回の統廃合は、複数の出張所が一つの店に入る「ブランチインブランチ」の方式で、通帳やカード、証書の番号変更は必要ない。統廃合後の福岡県内の拠点数は28で、全体では1都3県(東京、佐賀、福岡、長崎)で68支店、15出張所体制になる。

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