佐賀市立中学校で2017年度、1カ月当たりの時間外労働が80時間を超えた教職員の割合が19・6%に上ることが20日、市議会一般質問で明らかになった。前年度の20・5%から0・9ポイント改善したものの、依然として一定数が「過労死ライン」とされる水準にとどまっている。松永憲明議員の質問に対し、東島正明教育長らが答えた。

 中学校で時間外労働が80時間以上100時間未満だった割合は13・6%で、100時間以上は6%だった。東島教育長は時間外労働の要因になっている部活動について「休養日を設け、教員の多忙化防止につなげている」と説明し、「学校の経営方針に『働き方改革』を明文化させ、各教員に自己管理を徹底させる」と対策を示した。

 時間外労働が月100時間以上の教職員の割合が10%を超える中学校が18校中4校と、学校によって偏りがあるという指摘には「(1人の教員が仕事を持ちすぎて)業務の平準化ができていない」と答弁した。

 一方、教職員の欠員状況については、小中学校で計9人が足りず、定数を抜本的に見直す必要性を指摘された。東島教育長は「これまでも対応し、国や県に要望してきた」と述べるにとどめた。

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