九州電力玄海原発の中央制御室で、4号機の発送電開始作業を行う運転員ら=19日午後2時、東松浦郡玄海町

 九州電力は19日、玄海原発4号機(東松浦郡玄海町)の発電と送電を約6年半ぶりに再開した。段階的に出力を上げ、順調に進めば30日にはフル出力に達する。既に起動した川内原発(鹿児島県)の2基と玄海3号機に、4号機を加えた4基体制による電力供給が始まった。

 当初は20日に発送電開始を見込んでいたが、タービンの振動を抑える作業が不要になったため、1日前倒した。

 19日午後2時、中央制御室で運転員がレバーをひねり、発電機と送電線をつないだ。原子力規制委員会の保安検査官4人も立ち会った。フル出力118万キロワットの5%に当たる約6万キロワットからスタートした。フル稼働まで、出力を上げるごとに検査する。その後、規制委の最終検査を経て、7月中旬の営業運転復帰を目指す。

 同社は「国の検査に真摯(しんし)に取り組むとともに、安全確保を最優先に再稼働工程を慎重に進めていく」とコメントを発表した。

 4号機は当初、5月末ごろに発電再開を予定していたが、5月3日に1次冷却水を循環させるポンプに不具合が発生。点検や部品交換に時間を要し、当初の予定から約3週間遅れていた。

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