林で羽を休めるシラサギの群れ

シラサギの繁殖地を見守るように立つ六地蔵

 周囲を田畑に囲まれた川副町坂井地区のこんもり茂った林に、シラサギの集団繁殖地が形成されている。幹や枝の間に密集して巣が作られており、羽を休めた200羽近いシラサギの姿は圧巻だ。

 近隣住民の方によると、シラサギは昨年の夏ごろから急速に増えだしたという。もともと、サギは林や竹林に集団で巣を作り、カラスなどの敵から身を守る習性がある。

 田植えが始まるころから田んぼにはカエルなど多様な生物が繁殖する。餌が豊富にあることをシラサギは知っているのだろう。人間がつくりだした環境に適応し、命を守りつないでいく鳥の知恵に驚かされる。

 シラサギの繁殖する林の西側には、六地蔵が立っている。地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道において、村人の苦しみを救うという6種類の地蔵菩薩だが、シラサギの生きるための営みを静かに見守っているようだ。(地域リポーター・富崎喜代美=佐賀市)

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