一列に並び棚田に稲の苗を手植えする参加者=有田町岳地区

 日本の棚田百選に選ばれた有田町岳地区の棚田で17日、田植え体験会があった。約20人が地元農家らと手植えをしながら、国見山中腹の標高約400メートルからの絶景を楽しんだ。

 同地区の農家らでつくる「岳の棚田環境保全協議会」(岩永愛子会長)が、約4アールの棚田で開いた。棚田で農作物を育てている畑オーナーや希望者が参加。協議会メンバーから植え方を教わり、列がそろうように植える場所に印をつけたロープを移動させながら、丁寧に植え付けた。

 課題研究で訪れた有田工高3年の川久保美来さん(17)は、「田植えは小学校5年生以来で、当時の感覚を忘れていた。これだけ多くの棚田を昔は手植えしていたと思うと気が遠くなりそう」と、先人の苦労に思いをはせていた。

 手植えの後は、手作りの棚田米のおにぎりや、地元で取れた野菜を使った煮物などを味わった。10月にも手刈りの収穫体験会を予定している。

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