佐賀県多久市北多久町の温泉保養宿泊施設「タクア」から近くを流れる山犬原川などに重油が流出した問題で、市は15日、流域の水田4・5ヘクタールで油膜が確認されたと発表した。農家の戸数は不明で、施設の運営会社がバキュームカーで排出作業を進めている。

 市は14日までに水田2・0ヘクタールで油膜を確認。川からの取水を控えるよう流域の農家に呼び掛けていたが、生育への影響が少なくなったと判断し、「取水制限」を15日解除した。市などは重油回収は続けている。16日には、県が流域約3キロで重油が付着した土砂などの撤去作業を始める。

 15日には国や県を交えた対策本部会議を開き、重油の除去方法、地下水対策などを協議。佐賀広域消防局の担当者が流出の経緯を報告し、タンクからあふれ出た場所が砂地のため「地下に相当量がしみ込んだと思われる」と説明した。

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