山口祥義知事は15日、佐賀県藤津郡太良町大浦地区を19日に訪問し、漁船漁業などに携わる漁業者と意見交換をする考えを示した。タイラギは6季連続で休漁になり、諫早湾干拓事業を巡る裁判でも厳しい状況に立たされている漁業者が多く、現状や資源回復への取り組みについて論議する。

 定例県議会で、坂口祐樹議員(自民)の一般質問に答える形で表明した。

 大浦地区は、7月末に福岡高裁で判決が予定されている諫早湾干拓訴訟で複数の漁業者が当事者になっている。県や県有明海漁協は開門しない前提の和解を求める一方、開門調査も必要としているが、坂口議員は「当事者は両論併記ができない」と苦しい立場を説明し、直接対話を求めた。

 山口知事は、裁判の当事者である漁業者に対して「責任を負わせるべきでない地域や人々が、厳しい環境に置かれていることに忸怩(じくじ)たる思いがある」と述べた。意見交換については「率直な意見を直接うかがう機会を持ちたい」と応じた。

 当日は漁協大浦支所の15~20人が集まり、テーマを設けずに意見を交わす。

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