佐賀市議会一般質問で、九州新幹線長崎ルートのフル規格化論について不快感を示した秀島敏行市長=市議会

 九州新幹線長崎ルートの整備方式を巡り、佐賀市の秀島敏行市長は15日、フリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の代替案として全線フル規格化やミニ新幹線が浮上している現状に「選択肢にはリレー方式だって残っているはずだ。フル規格ならルートや並行在来線はどうするのか」と強い不快感を示した。

 開会中の市議会一般質問で、江頭弘美議員の質問に答えた。

 市長は、市民の間で新幹線不要論が根強かった経緯を振り返り「過去には重要な局面で関係者の合意がなされてきたが、いずれもFGTによる整備を前提にしてきた。それが崩れるようなら、まずは関係者で合意事項をきちんと整理した上で、改めて合意形成を図るべきだ」と指摘した。

 FGTの代替案の論議が先行している状況を「それぞれの立場から整備方式を言い出すのは適当ではない」「フル規格かミニ新幹線か、それだけじゃない。リレー方式だって残っているはずだ」とけん制した。

 また、現在検討している佐賀駅周辺整備構想にも影響するとして「特に佐賀駅の改修が伴うのか、にらみながら進めなければならない。悩みは悩みとしてある」と述べた。

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