イノシシの箱ワナの使い方を説明する猟友会のメンバーら=小城市のドゥイング三日月

 野生鳥獣による農作物被害を防ぐための対策指導員養成研修がこのほど、小城市で開かれた。市町やJA、狩猟関係者などが出席し、イノシシをはじめとする野生鳥獣の生態や効果的な対策などを学んだ。

 県の担当者が、鳥獣被害の現状や効果的な対策について説明。捕獲による個体数の管理▽侵入防止柵の適切な設置と管理▽農地や集落周辺の環境を改善して鳥獣を近づけない-という、三つの対策を総合的に進める必要があると強調した。県猟友会のメンバーが、箱ワナや猟銃(模擬銃)などの使い方を実演したほか、被害防止に向けた県内市町の取り組み事例の報告もあった。

 野生鳥獣による県内の農作物被害は約1億6800万円(2016年度)。その大半を占めるイノシシ被害は地域全体での対策が進み、ピーク時の02年度(約4億1700万円)の約4分の1となる1億500万円まで減少した。ただ、侵入防止柵の機能維持や狩猟免許取得者の高齢化などが課題になっている。

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