えひめあやめ保全会のメンバーに指導を受けながら、エヒメアヤメを植える児童=佐賀市久保泉町の帯隈山

 佐賀市久保泉町の久保泉小4年生が14日、同町の帯隈山で国の天然記念物「エヒメアヤメ」の植栽を行った。児童37人は斜面での作業に注意しながら、各自2株ずつ植えた。児童による植栽は、地元住民でつくる「えひめあやめ保全会」が呼び掛けて始まり、今年で8回目。現地では同会メンバーら20人ほどが児童に指導した。

 児童たちは保全会メンバーが掘った穴に草丈10センチほどの苗を植え、慎重に土をかぶせた。その後、近くに自身の名前が書かれた名札を立てた。

 児童たちは「初めてエヒメアヤメを植えた。容器から苗を取り出すのが難しかった」と振り返った。保全会の宮原功さん(83)は「エヒメアヤメは久保泉町の宝。町民全員で大切にしたい」と今後に向けた思いを語った。

 エヒメアヤメは3月末から4月ごろに紫色の花が開く。佐賀県では帯隈山が唯一の自生地として指定されている。現在、自生地と育成地を合わせて約1400株が育っている。 

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