地域マップ作りを始めた子育てママたち。前列中央が中村千春さん=鳥栖市の若葉まちづくり推進センター

 佐賀県鳥栖市に転入してきた子育て中のママたちが病院や保育園・幼稚園、公園など自分たちが欲しい情報満載の地域マップづくりに乗り出す。外国人用に英語版も作成する。呼び掛け人の中村千春さん(43)は「1年かけて、まず私たちが暮らしている若葉小校区のマップを作りたい」と張り切っている。

 中村さんは福岡県大川市出身。鳥栖市に引っ越してきて4年目で、長女(4)と長男(1)の子育ての真っ最中。子どもが熱を出したとき、小児科医院がどこにあるのか分からなかった経験など「子育て世代が求める情報を集めた地図があれば便利なのに」と痛感していた。

 たまたま久留米市の障害を持つ子の母親らが作った「地域いいねmap」を目にして「これを手本に」と思いつき、本年度の鳥栖市の市民活動支援補助事業に応募して助成金を受け活動を始めた。

 このほど鳥栖市の若葉まちづくり推進センターに、市外から転居してきたママ友9人が集まってグループ「さくらんぼランド」を立ち上げた。久留米市の地域マップを作った同市手をつなぐ育成会の藤野薫事務局長らから手ほどきを受けた。

 これから小児科など近くの医療機関、食品などを配達してもらえる小売店、子連れでも行きやすい飲食店など、障害のある人にも役立つ情報を口コミで収集。毎月1回集まって、デザインが得意なママが手描きの地図に店などイラストと簡単な紹介コメント、電話番号を落とし込んでいく。最終的には市内8小学校区ごとに日本語と英語の地域マップ(A3サイズ)を作る意気込みだ。

 中村さんは「子育て中は外出もままならない上に、初めての町では友人など助けを求められる人もいない。外国人のみなさんも同じように困っていると思うので英語版も作りたい」と話している。

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