青木妙子さん「色鍋島藤紋壺」

梶原真理江さん「アラビア風景図花瓶」

絵付けするアトリエまりゑ(伊万里市)の梶原真理江さん。展覧会では絵付け体験コーナーもある

 焼き物や竹細工、織物など多彩な工芸品が並ぶ。毎年恒例の「第22回女性伝統工芸士展」。華やかなデザインや繊細な絵付けなど工芸士の技が光る。

 「伝統工芸士・女性の会」のメンバー22人の作品が全国から集まった。佐賀からは青木妙子さん(伊万里市)、梶原真理江さん(同)、秋月ちぐささん(有田町)、白須美紀子さん(同)が出品。今年は幾何学模様の織物「琉球絣(かすり)」(沖縄)も初出品された。

 第1回から参加する虎仙窯の青木さん(68)は花器やマグカップ、化粧水ボトルなど約50点。「色鍋島藤紋壺」は、垂れ下がった藤の花が繊細に描かれ、画面に映える。近年は「後に自分の作品として残るよう、動物やコチョウランなど新しいモチーフにも挑戦している」と話し、一つ一つの作品に思いを込める。

 同会の代表を務める梶原さん(62)は新作「アラビア風景図花瓶」など約250点。白と黒のグラデーションからモスクが並ぶ街並みをイメージしたという。野の花をモチーフにしたカップや皿なども並べる。

 梶原さんは「伝統を守りながら、新しいデザインに挑戦している。海外の方が見えたり、作家とお客さんがおしゃべりしたり、和やかな雰囲気も楽しんで」と来場を呼び掛けている。

 ▼福岡市中央区天神のアクロス福岡2階=電話092(725)9115=で18日まで。期間中は制作実演や、絵付けやろくろ体験コーナー(有料)もある。

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