佐賀県産の新品種イチゴ「佐賀i9号」は切り口に赤みがある(県提供)

佐賀県産イチゴの新品種「佐賀i9号」。食味や色合いが優れているという(県提供)

 佐賀県は14日、県産イチゴの新品種「佐賀i9号」の名称を発表するデビューイベントを10月に佐賀市で開くことを明らかにした。主力品種「さがほのか」の後継で、調査では人気の福岡県産「あまおう」などを差し置いて高い評価を得ており、日本を代表するトップブランドを目指す。

 佐賀i9号の開発は2010年度から取り組み、延べ1万5千株の中から選抜した。さがほのかと比べて食味や色合いに優れ、切り口は赤みを帯びており、収量も多いのが特長で、16年に品種登録を出願した。さがほのかに代わる品種として段階的に普及を図る。

 首都圏の本物志向の女性を主な消費者のターゲットに据え、今年1月には東京で事前調査を実施した。20~60代の女性108人が、佐賀i9号とあまおう、

栃木県産の「とちおとめ」「スカイベリー」の計4品種を食べ比べたところ、約4割が佐賀i9号を「最もおいしい」と評価した。

 18年産は160人を超える生産者が約16ヘクタールで栽培する見込みで、8月の全体研修会を経た後、定植する。11月下旬から収穫が始まり、12月上旬に東京と大阪の市場へ初出荷する。首都圏でのPRイベントなどを通じて浸透を目指し、県内にも流通させる。

 14日の県議会の一般質問で新品種の特長や販売戦略の説明があった。山口祥義知事は「切り口の赤はケーキに盛り付けた場合の感じもいい。『打倒あまおう』で全国トップを狙う」と話した。

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