今までに見たことがない大きさのウナギを釣り上げた鈴山進さん=鹿島川

 ウナギが恋しい土用の丑(うし)の日が今年も近づいてきた。佐賀県白石町の鈴山進さん(70)が鹿島川上流で1日、72センチの大物ウナギを釣り上げた。「竿(さお)が折れそうだった。ナマズかと思ったが、海面から出てきた姿を見てぼうぜんとした」と振り返った。

 幼い頃は父とハゼ、ウナギ、ムツゴロウなどをよく採りに行ったという鈴山さん。釣りを始めたのは5年前。定年退職後に趣味として始め、秋冬はハゼ、春夏はウナギを狙って釣行している。

 当日は快晴。経験上、ウナギがよく釣れる満ち潮、引き潮のタイミングを狙った。ポイントは淡水と海水の境だ。竿は2メートル70センチでナイロン糸3号、ウナギ針12号、鉛5号で挑んだ。

 普段は農業を営む鈴山さんは米やキュウリ、トマト、ナスなどを育てている。エサを用意するため、釣り前日の夜に畑を耕し、ミミズを20~30匹捕まえた。

 午前10時ごろから竿を出し、竿6本を2メートル間隔で竿立てに置いてじっとヒットを待つ。満ち潮の時にウナギが2匹かかった。大物が来たのは引き潮の12時半ごろ。引き上げようとするがなかなか上がらない。「こりゃ太か。ナマズかいな」と2分間挌闘し、釣り上げたのは目を疑う大きさのウナギだった。ウナギの首に絡まないように急いで糸を切り、くねくね動き回るウナギをようやくかごに収めた。

 帰宅してすぐに、大物を釣り上げたと娘婿に連絡した。娘婿が到着して長さを2人で計り、3人の娘にも写真を送って喜びを共有した。

 「4月1日からウナギを釣っているが、これがちょうど30匹目。今年はついてる」と話す鈴山さん。気分転換にぶらり、これからも釣りを楽しんでいく。

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