九州7県で在来線を大幅減便した3月のダイヤ改正の見直し作業をしていたJR九州が、臨時便を含め減便分を復活しない方向で最終調整していることが13日、分かった。関係者が明らかにした。接続の改善や車両の増結には柔軟に応じ、7月から反映させる。近く自治体に説明する予定だが、要望内容とは隔たりがあり反発が出そうだ。

 JR九州は今回のダイヤ改正で九州新幹線を含め計117本の減便を実施。合わせて一部の列車で車両の連結数も減らし、高校生が学校に遅れたり混雑で列車に乗れなかったりする路線も出た。

 こうした事態を受け、7県は独自の調査などを踏まえ、列車の復活などを求める「特別要望書」をJR九州に提出していた。

 JR九州の青柳俊彦社長は「できる範囲で工夫したい」と発言し、社員も列車に乗るなどして影響を調査。しかし、列車の運用面や、採算性などを慎重に検討した結果、減便分の復活はできないとの判断に傾いた。

 九州北部の豪雨で被災した久大線が全線復旧する7月14日から修正する。鹿児島線の一部で車両数を増やすほか、日田彦山線で通学時間帯の快速列車の停車駅を増やす方向。(共同)

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