長年にわたる防犯アドバイザーとして活動に、県警から感謝状を贈られた志久正敏さん(左)と平尾昌晃さん=佐賀市の県警本部

 県警本部は11日、防犯活動に取り組む「防犯アドバイザー」として犯罪が起きにくい地域づくりに尽力した元警察官の志久正敏さん(71)=佐賀市=と、自営業の平尾昌晃さん(58)=三養基郡=に感謝状を贈った。防犯アドバイザーに感謝状を贈るのは九州では初めてという。

 防犯アドバイザー制度は2007年にスタート。県警が防犯に関する知識が豊富な人に委嘱し、現在は県内で4人のアドバイザーが、県民の意識向上に向けて活躍している。志久さんと平尾さんは初年度から委嘱を受け、防犯教室などの活動はそれぞれ約300回を数える。節目の10年を迎え、三田豪士県警本部長から感謝状が贈られた。

 志久さんは、佐賀県警を退職後、現役時代に養った知識を生かし、小学生から高齢者まで幅広い世代を対象に、講話や不審者侵入時の対応訓練などを行ってきた。平尾さんは、厨房機器設置販売の本業の傍ら、3段の腕前の空手で培った護身術を生かし、県内の小学校などで指導。「不審者に襲われたら、かみついて蹴りなさい」など、自分の身を守るこつを伝授する。

 志久さんは「小学生から高齢者まで、いろんな世代と関われるのが楽しい。生きている間は活動を続けたい」、平尾さんは「護身術を教えた2日後、実際にそれを生かして助かった小学生もいた。仕事と両立できているのは、会社や家族の理解があってこそ。今後も地道に頑張りたい」と意気込みを語った。

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