割れてしまった大皿を窯出しし、原因を検討するメンバー=平成7年6月14日、伊万里市

 世界・焱(ほのお)の博覧会(平成8年7月19日開幕)の目玉にしようと、伊万里市内の若手陶芸家らでつくる「大皿に夢をのせて翔(はばた)こう会」が焼成に挑んでいた「世界一の大皿」(直径2・38メートル、高さ36センチ)の窯出しが、同市内の工房であった。前年に失敗した一作目に続いて、今回も割れてしまった。

 大皿は古唐津の伝統技法で制作し、大皿のために造った窯で約2週間かけて焼成した。窯の中で620度まで温度を上げた時点でひびが入り、最終的には高台部分が丸く割れ落ち、口縁部は縦に10本程度ひび割れしてしまった。

 同会はその後も果敢に3回目の大皿に挑戦したが成功せず、ギネス記録認定を逃した。

 2回目の挑戦でつくった大皿は、ひび割れを修復し、地元商店街のイベントなどで活用。専用の山車も造られ、伊万里市の夏祭り「どっちゃん祭り」で、街を練り歩いた。(新元号まであと321日)

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