佐賀藩士が武士の心得を説いた「葉隠」をテーマにしたシンポジウムが16日午後1時半から、小城市のゆめぷらっと小城で開かれる。7月に市内である伝統の夏祭り「小城山挽(やまひき)祇園」の事前イベント。葉隠研究の著書がある種村完司・鹿児島大名誉教授が講演する。入場無料。

 2016年の祇園祭700周年を機に、まちづくりを考える企画として開催。今回は「葉隠の現在、そして未来へ」と題し、大園隆二郎・葉隠研究会理事、藤井祐介・佐賀城本丸歴史館学芸員を迎えたパネルディスカッションもある。

 種村名誉教授は新著『「葉隠」の研究 思想の分析、評価と批判』を5月末に出版。葉隠の普遍的な思想、倫理性を説き、熟談を通じて合理的で大局的な見地、見解を得ていく大切さをひもといている。

 企画した小城商工会議所会頭で、祗園祭実行委員長の村岡安廣さんは「葉隠が伝えるのは主人にもの申す『諫言(かんげん)』。人任せにせず、大いに議論し、まちの未来を共に考える契機に」と参加を呼び掛けている。

 祇園祭は7月21、22日にあり、個人、企業などからの協賛も募っている。問い合わせは小城商工会議所、電話0952(73)4111。

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