CD「人生ふたり道」を手にする田島瑞重さん

演奏会での一幕

  ♪夜明けまぢかの寒い朝 星が光って微笑みかける 涙に負けそな人生も 貴方がいるから ここまで来れた そうよそうなのふたり道…♪

 そんな歌詞で始まるCDを先月リリースした女性が有田におられる。終戦後、物の無い頃に、多感な少女時代を過ごした田島瑞重さん(78)=旧姓・寿松=は、家の近くの劇場から流れて来る美空ひばりさんの歌を聞いて将来は歌手になりたいと夢を持った。

 中学に入ると同級生から「みずえちゃんの歌を聞かせて」と言われ、10人ほどの円陣の中で得意の歌を披露した。三男四女の三女として波佐見町で生まれ、弟や妹の面倒を見た。16歳の時にラジオ番組に出演し東彼杵地区の代表に選ばれた。

 19歳の時に歌で知り合った人と結婚し一女を授かったが6年後に離婚、生き別れ。その娘さんも歌が好きだったという。お兄さんの鋳込みの仕事の関係で、現在のご主人とご縁があり結婚。毎朝5時半に起き、ご主人のサポートをしてきた。つらい時は星を見上げて頑張った。ご夫婦は犬や猫が好きで瑞重さんは、絵を描くのも趣味で素焼きに猫を書いたりして楽しんでいる。

 半年前に知人から自分のCDを作ったらと勧められて、これまでの出会いと別れの波乱万丈の人生を「人生ふたり道」(作詞・田島旺果さん、作曲編曲・山崎剛昭さん)に込めた。

 詩を見たご主人は「俺はこんなに良くしてなかったのに」と照れ笑い。今後は、自宅2階にカラオケ設備を整えて歌をより楽しみたいと話した。

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