見えにくい障害があり、配慮が必要なことを表示する「ヘルプマーク」

見えにくい障害があり、配慮が必要なことを表示する「ヘルプマーク」

 佐賀県は、障害があると見た目で分かりづらい人が周囲から配慮を得られやすいよう東京都が作った「ヘルプマーク」を導入する。かばんなどに取り付けられるマーク2万個を作成、7月にも県庁や関係する障害者団体などで交付する。「見えにくい障害」を表示する取り組みは、宮崎県を皮切りに九州内でも広がり始めている。

 マークは赤に白抜きで十字とハートがデザインされている。人工透析や人工肛門、内部障害のある人や難病、妊娠初期の女性、義足の使用者、聴覚障害者など、見た目で配慮や支援が必要だと分かりにくい人たちが利用する。

 東京都が2012年、人工関節を入れている都議の提案で作成した。障害の内容や必要な配慮など伝えたい情報を書いたシールを裏面に貼る。ストラップでかばんなどに取り付けて利用する。災害時の支援でも役立つことが期待される。

 県障害福祉課によると、九州内では昨年度、宮崎県が初めて導入した。長崎県も6月に交付予定で、沖縄県も導入を検討している。佐賀県内での交付要件は検討中だが、障害者手帳の提示などは求めず、「できるだけ複雑にならないようにし、希望がある人に行き届くようにする」(同課)。交付場所は今後、市町や関係団体と調整する。

 県はマークの利用者は2万2500人と推計している。その8割の利用を想定し、当初予算に関連事業費865万円を計上した。同課は「見た目では支援や配慮が必要と分かりづらい人がいる。交付に合わせ、マークの意味を広く知ってもらいたい」としている。

      

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