太鼓をたたく動きを表現する参加者たち=佐賀市呉服元町の656広場

 佐賀市呉服元町の656広場で8日、鹿島市の伝承芸能「面浮立」の動きを取り入れたエアロビクスのワークショップが開かれた。学生や市民約60人が参加し、インストラクターから教わりながら楽しく体を動かした。

 佐賀大が佐賀市の商店街で開く市民講座「ゆっつら~と街角大学」の一環。参加者は面浮立に見られる太鼓をたたく所作や足の動きなど基本動作を全員で練習した後、グループに分かれて創作ダンスに取り組み、リズムの速い音楽に合わせて自由に踊り汗を流した。

 面浮立の後継者不足問題を知った佐賀大芸術地域デザイン学部のステファニー・アン・ホートン准教授や学生が、若者や外国人に親しみやすくして伝統を守っていきたいと企画。面浮立の踊り手に踊り方を学び、鹿島市の小学生や佐賀大の留学生らとの創作ダンス作りなど取り組んできた。

 佐賀大4年の荒川大生さん(21)は「若者の県外への流出で伝統がなくなるのは悲しい。(この企画を通して)佐賀を愛する若者が増えれば」と笑顔。ステファニー准教授は「フィットネスは認知症予防にも役立つ。面浮立を守りながら健康なライフスタイルをつくりたい」と意欲を見せた。

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