東松浦郡玄海町は8日、町内の高齢者に支給する敬老祝い金を増額すると発表した。立地する九州電力玄海原発にかかわる税収増が見込まれるためで、2015年度に減額していた分を元に戻す。条例改正案を11日に開会する6月定例議会に提出する。

 祝い金は75歳以上の町民に毎年支給している。17年度までは75~80歳未満が2500円、80代が5千円、90歳以上が1万円だったが、本年度からそれぞれ2倍にする。対象者は5月1日現在で1010人に上り、支給総額は544万円から1041万円に増える。

 町は15年の3月議会で、玄海原発の固定資産が減価償却で減少することを理由に支給額を半減させていた。岸本英雄町長はその際に「収支のめどがつけば額を元に戻すことも可能」と答弁していた。

 佐賀県内では高齢者の増加に伴い、佐賀市が敬老祝い金を抑制する方向で見直そうとしている。岸本町長は「財政に余裕があるからやるということではなく、町として年配の方に敬意を表する気持ちを表した」と話した。

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