笑顔で日本語を学ぶ参加者=鳥栖市のとす市民活動センター

 外国人が増えている鳥栖市は市内に住んでいる外国人を対象に日本語教室「とすにほんごひろば とりんす」を3日から始めた。来年3月までに20回開く予定で、手助け役の市民ボランティアと交流しながら災害時の対応や病院のかかり方、祭り体験などを通して生活に必要な情報を学ぶ。

 フレスポ鳥栖2階のとす市民活動センターで開かれた教室にはインドネシア、タイなどアジア5カ国から15人が参加した。この日のテーマは「火事、救急車」。自己紹介後、消防車、救急車、パトカーの絵を見ながらサイレンの音を聞き、それぞれの車の、名前、役割とどんなときにどうやって呼ぶのかを学んだ。次回17日は消防署を見学する。

 市内在住の外国人は1032人(4月末現在)で佐賀市の1628人に次いで多い。人口比率は1・4%で佐賀市の0・69%を大きく上回り県内トップ。日本語学校が2校あることに加え、技能実習生を受け入れている企業が多いことが主な理由だ。市は国籍に関係なく暮らしやすいまちづくりを、と2014年から外国人とグラウンド・ゴルフや日本文化体験で交流する「こくさいカフェ」を年3回開くなどしてきた。

 日本人男性と結婚して3月に中国から来日したばかりのゴア・ツィエンさん(39)はほとんど日本語が話せない。「市役所で教室が開かれることを聞いて参加した」が、自己紹介をしてボランティアと簡単な日本語をやりとりするうちに少しずつ表情が柔らかくなった。ボランティアを申し込んだ主婦䅏田(のきた)里江さん(46)は「まちなかに外国の方が増えたなあと日々実感していた。国際交流に興味があって参加した」と話していた。

 主催の市民協働推進課は「日本のルールが分からないことで起こるトラブルを防ぐとともに、外国人のみなさんの居場所にもなれば」としている。問い合わせは電話0942(85)3508。

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