窯開き展を行う松尾重利さん(左)潤さん親子。黄磁と青瓷の作品などが楽しめる=武雄市の凌山窯

 武雄市若木町の凌山窯で8日から3日間、窯開き展がある。松尾重利さん(83)潤さん(57)親子が、約300点を展示する。

 重利さんは「けがの巧妙」と語る黄磁の作品が仕上がった。還元の具合がうまくいかず目指した色とは違ったが顧客には好評で、「この年でまた磁器の厳しさを思い知らされた」という花器や湯飲みなどが並ぶ。青白磁や釉裏紅(ゆうりこう)の食器や茶道具もある。

 潤さんは昨年から三十数年ぶりに取り組んでいる青瓷(せいじ)に力を入れた。「安定した部分と釉薬の調合など試行錯誤を繰り返す部分がある」といい、酒器や花入れなどを展示する。塩釉や焼き締め、唐津などの普段使いの器も多い。

 見ごろになったアジサイが出迎える窯で山あいの自然も楽しめる。窯の電話は0954(26)2422。

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