建設中の王仁博士顕彰公園。6月中の完成を目指して作業が進められている=神埼市神埼町

 神埼市神埼町の竹原(たかわら)地区で「王仁(わに)博士顕彰公園」が6月中の完成を目指して工事が進められている。市は3月中の完成を予定していたが、一部で設計の修正があり、日程がずれ込んだ。開園式は8月ごろになる見通し。

 竹原地区の鰐(わに)神社には、日本に漢字や論語を伝えたとされる博士の上陸を連想させる「王仁」の文字が刻まれたほこらがある。1991年ごろ、駐福岡大韓民国総領事館の文化担当者の調査で発見され、交流に発展した。

 2013年度に公園の基本計画を策定、15年度までに基本・実施設計をまとめ、17年度春に造成や建築工事に着手した。日韓の建築基準の違いから、韓国側が建造する「百済門」の設計の一部で見直しが生じ、門の着工が遅れたが、今年3月に完成にこぎつけた。

 公園の敷地面積は約6500平方メートルで、工事費や土地代などの概算事業費は約3億7千万円。鉄筋コンクリート平屋建てで200~300人の収容が可能な多目的交流館や鉄骨造り平屋の情報交流館がある。

 公園は韓国との交流拠点としての役割だけでなく、吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)との連携も狙う。市商工観光課は「新たな観光拠点として国内外からの誘客に結びつけていきたい」と話す。

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