絵付け体験する教師ら=伊万里市の大川内山

 伊万里市内の小中学校の教師たちに郷土の歴史や文化の知識を深めてもらうための「研修会」が始まった。ふるさとへの理解と愛着を持った子どもの育成には「まずは教える側の郷土学を向上させるべき」として、同市教委が企画した。

 子どもたちの「生きる力」の育成を掲げて2002(平成14)年に本格導入された「総合的な学習」では、学習資源として地域の話題を教えることも増えた。研修は「高校を卒業して市外に出ても、伊万里出身として地元を語れる子どもを育てる」ことを目標に、市内の全小中学校から計23人が年4回、焼き物や地元産業について体験的に学んだ。

 初回のこの日、教師たちは鍋島藩窯があった大川内山で焼き物について学んだ。窯元から手ほどきを受けて絵付けを体験し、工程や歴史についても講義を受けた。

 参加した美術担当教諭は「地元にいながら、焼き物については表面的な知識しかなく、新鮮な体験だった。教師が感動体験を持つことで、子どもへの伝わり方を変わってくると思う」と話した。 

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