決勝・龍谷-佐賀学園 佐賀学園打線を完封し、ハイタッチを交わす龍谷の松尾和樹(右)=みどりの森県営球場

 第65回NHK杯佐賀県高校野球大会最終日は6日、佐賀市のみどりの森県営球場で決勝があり、龍谷が5-0で佐賀学園を下して2年ぶり8度目の頂点に立った。

 龍谷は先発松尾和樹が三塁を踏ませない好投。打線も奮起し、二回までに6安打で3点を奪い、その後も着実に点を加えた。

 この結果、夏の選手権佐賀大会の第1、2シードは、昨秋準優勝で今春の選抜大会に出場した伊万里と、昨秋を制し、NHK杯準優勝の佐賀学園が抽選で決めることになった。第3シードに今春優勝の東明館、第4シードにはNHK杯を制した龍谷が入る。

 ▽決勝(みどりの森県営球場)
龍谷   120001001ー5
佐賀学園 000000000ー0
▽本塁打 末宗(龍)
▽二塁打 佐々木、末宗、大関(龍)松尾(佐)

 龍谷5―0佐賀学園

 龍谷は先発松尾和樹が佐賀学園打線を4安打に抑え、完封勝ちした。

 松尾は立ち上がりから制球がよく、相手に1度も三塁を踏ませなかった。打っては初回、3番大関の右前適時打で1点を先制。二回は2死から9番古賀が中前打を放ち、続く末宗の右越え本塁打で2点を奪った。六回、九回にも1点ずつを加え、ダメを押した。

 佐賀学園は八回2死一、二塁の好機に打線がつながらなかった。

 

松尾 直球さえ完封

 最後の打者を三振に打ち取ると、松尾和樹は拳を握り、捕手松成拓朗とハイタッチを交わした。初回を三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せ、龍谷の2年ぶりの優勝に大きく貢献した。徳山誠一朗監督は「試合を通して成長してくれた。夏に向けて実りのある試合だった」と手応えを話した。

 5-0で迎えた最終回。先頭打者はこの日唯一の長打を打たれ、鋭い当たりもあった佐賀学園の4番松尾武蔵だった。「打たれてもいい。夏に向けて自信を」と松成が仕掛けた直球勝負に松尾も応えた。粘られたが、右飛に打ち取った。

 天気も味方につけた。5日に予定されていた決勝は、雨のため6日に順延された。松尾は準々決勝で完投し、準決勝では自身最速の144キロを出すなど飛ばしていた。「1日空いて、肩の疲労は回復した」と松尾。決勝はペース配分を意識し、130キロ後半の直球を低めに集めて打ち取り、ピンチでは一段ギアを上げてテンポ良く投げた。

 「球質とコントロールを高めたい」。殊勲の松尾は、夏に向けて闘志を燃やした。

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