佐賀市川副町に分校を設置する関連予算の計上を佐賀県教育委員会が見送った大和特別支援学校=佐賀市大和町

 佐賀県立大和特別支援学校(佐賀市大和町)の児童生徒数増加に伴い、佐賀市川副町の小中学校の空き教室を利用して分校を設置する計画で、県教育委員会は、6月定例県議会に諮る方針だった施設改修の設計委託費の計上を見送った。5月の住民説明会で登下校時の交通安全対策や、より詳細な追加の説明を求められたためで、予算を組むタイミングや分校開校の時期は「未定」としている。

 県特別支援教育室によると、5月10日に南川副公民館で開いた説明会には31人が参加した。その中で「分校の生徒は自家用車による送迎が中心になる。既存校の中学生の登下校時の安全が確保できるか」「住民やPTAごとのより細かく丁寧な説明会を開催すべき」という意見が出た。

 これを受け、県教委は、佐賀市教委と協議して決めた分校設置案や、追加の説明会の開催に向けた検討が必要と判断した。市教委には分校開校を目指して施設利用を申し入れていた。

 市南部の児童生徒の保護者らからは「『通学の負担が軽減されるため、川副での分校開校を前向きに進めてほしい』という声もある」(特別支援教育室)ため、設置する方針は変わらないと説明している。

 大和特別支援学校では、児童生徒の増加に伴い08年度からプレハブ校舎で対応している。17年11月に校舎を増築して教室を増やしたが足りず、本年度もプレハブ校舎を使用している。

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