それぞれの得意なテーマで陶磁器を並べた陶千坊展=有田町の九州陶磁文化館

 陶芸愛好家でつくる陶千坊展(佐々木捷子代表)が5日、有田町の九州陶磁文化館で始まった。県内外の20人が、絵付けした器や陶人形、オブジェなど、それぞれの得意分野の陶磁器394点を並べている。10日まで。

 石橋一寛さん(47)=白石町=は、カッパの親子の陶人形を出品。虫歯で腫れた頬を押さえて痛がる男の子と、優しいまなざしの母親、ややあきれ顔の妹の3体は、豊かな表情が目を引く。交通事故で作陶を中断したが、仲間の熱心な誘いでリハビリを兼ね再開。「今回は以前の作品だが、新しいものを展示できるようになれたら」と話す。

 父母との釣りの思い出を投影した松尾和子さん(75)=有田町=は、エビやミノカサゴなどの魚介類を鮮やかに絵付け。山口貞子さん(65)=同町=は切り込みのオブジェを展示し、華やかな手まりが人目を引いていた。

 陶千坊は県立有田窯業大学校の卒業生や陶芸愛好家で組織。毎年展示会を開き、今年で27回目。 

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