松尾町長(右から2人目)を表敬訪問したヴァン・ベークさん(右)、(左から)メイヤー・ファジェさん、ギカスさん=有田町役場

 海外のデザイナーらが有田町で創作活動を行う佐賀県の「クリエイティブ・レジデンシー・イン・アリタ」で、6月から滞在を始めた3人が4日、松尾佳昭町長を表敬訪問した。有田焼の技術や文化に触れながら進める作品づくりへの意欲を語った。

 訪れたのはオランダ人デザイナーのバス・ヴァン・ベークさん(43)、ドイツ人アーティストのティルマン・メイヤー・ファジェさん(49)、ギリシャ人デザイナーのヤニス・ギカスさん(47)。オランダの育成基金や県の公募で選ばれた。8月末まで県窯業技術センターや窯元で創作活動を行う。

 ヴァン・ベークさんは「文化の保存についてリサーチしたい」、メイヤー・ファジェさんは「機械と人が一緒に物づくりをする関係性を調べたい」と、活動内容を紹介。2016年のミラノの国際見本市で有田焼を知ったというギカスさんは「滞在を仲間からうらやましがられた」とのエピソードを披露した。

 松尾町長は「皆さんが創造意欲をかき立てられて素晴らしい作品ができることを期待します。豊かな自然とおいしい食べ物と水がある有田の生活を楽しんで」と歓迎した。

 同事業は海外クリエーターが集積する魅力的な地域づくりを進める「創造的プラットフォーム形成事業」の一環。2016年の有田焼創業400年事業を含め、昨年度までに計10人が有田町に滞在した。 

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