菱の苗を水田に植え付ける千代田中部小の児童たち=神埼市千代田町

 神埼市千代田町で1日、毎年恒例の和菱(わびし)の苗植え体験があった。千代田中部小と千代田西部小の児童や西九州大の学生ら約100人が水田に苗を植え付け、菱の生産量向上に向けて汗を流した。

 神埼和菱組合(本村宣行組合長)は、市の特産品である「菱焼酎」や「ひしぼうろ」を安定供給するために、クリークで自生する菱のほかに水田栽培を2012年度から行っている。両小学校は、ふるさと学習の一環で苗の植え付けを毎年体験していて、この日は水田の周りを囲んで懸命に苗を植え付けた。

 千代田中部小3年の福島千加さん(9)と槙知子さん(8)は「苗を植えるのは難しかったけど楽しかった。(勉強して)菱の実の中身がどうなっているか知りたい」と笑顔を見せた。この日は、市と共同で商品開発に取り組む西九州大学(神埼市)の安田みどり教授と学生6人も苗植えに参加した。

 児童や学生の植え付けを見守った本村組合長は「子どもたちにとってはいい体験になっていると思う。植えた苗がどのように育っていくか楽しみ」と期待を込めた。同地区は本年度、7000平方メートルで栽培し、約1500キロの収穫を見込んでいる。

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