佐賀県が策定する部活動に関する方針を議論した会議=県庁

 スポーツ庁が3月にまとめた運動部活動の在り方に関するガイドラインに基づき、佐賀県教育委員会は県版の方針の策定作業を進めている。スポーツ関係者を集めた会議を4日に開き、学期中は週2日以上を休養日とするなどガイドラインに沿った方針案を示したが、「競技によって特性が異なる」などと、活動時間に一律の上限を設けることの難しさが指摘された。8月までの策定を目指しており、7月に再び協議する。

 方針案では、一斉休養日にしている毎月第3日曜に加え、平日と土日にそれぞれ1日以上休むことで週2日以上の休養日を設けるように求めている。1日の活動時間は平日2時間、休業日3時間程度としている。県教委は、土日に実施される大会に2週連続で出場することは「適切に休養しているとは言いがたい」という考え方も示した。

 出席者からは、競技団体主催の大会や催しが第3日曜にも開かれている現状が示され「競技によって特性が異なり、練習時間も変わってくる点も加味すべき」との意見があった。中学に加え、高校にも原則として方針を適用するとした点については「中学と、専門性を深める高校とでは部活動の趣旨が異なる。切り離して議論してほしい」という要望が出た。

 方針案には、短時間で効果が得られる指導をするなど合理的な活動の推進や、ハラスメント、体罰の防止も盛り込んでいる。県教委が方針を定めた後、市町の教委や学校単位でも策定する。

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