佐賀市は市内の88歳と100歳以上の高齢者に支給してきた敬老祝い金を抑制する方向で見直す。「超高齢社会」で長寿者が増え、支給総額が膨らんでいた。関連条例の改正案を6月定例市議会に提出する。

 これまで88歳になると1万円、100歳以上には毎年3万円を支給していた。改正案では、88歳を迎える人に記念品を贈り、100歳になった年度だけ5万円を支給する。市内の最高齢者には記念品を贈呈する。

 市高齢福祉課によると、88歳になる市内の高齢者は4月1日現在で1210人、100歳以上は250人。本年度の祝い金の支給総額は約1900万円に上る。現行のまま来年も支給した場合は約2100万円となり、初めて2千万円を超える見通しになっていた。改正案が可決されれば、約1400万円に減る。

 2005年の条例施行以降、支給総額は右肩上がりだった。節目の支給に重点を置いた施策に転換し、福祉の財源に充てると説明している。秀島敏行市長は1日の定例会見で「88歳の方が増え、100歳以上も珍しくなくなった。現状に合った制度を2、3年前から検討してきた。『これで我慢してください』という思いもある」と苦肉の策であることを強調した。

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