バレーボール男子決勝リーグ・佐賀学園―佐賀商 攻めのトスでチームを優勝に導いた佐賀学園のセッター糸山大賀=鳥栖市の鳥栖工高(撮影・山口源貴)

バレーボール女子決勝リーグ・清和-鳥栖商 第1セット、高さのあるブロックで相手の攻撃を阻む清和の江藤綾香(左)=みやき町中原体育館

 満面の笑みで両手を大きく上げた。優勝が決まった瞬間、主将の糸山大賀はチームメートとハイタッチを交わした。バレーボール男子決勝リーグは、佐賀学園が攻めの姿勢を崩さず、佐賀商にストレート勝ち。蒲原和孝監督は「きっちりした戦いができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 新チーム結成以降、佐賀商とは優勝争いを繰り広げてきた。第1セットは相手の高いサイドを警戒し、中央の南谷健太や本村大翔を軸にテンポ良く攻めて先取した。第2セットはその戦術がつかまり出したが、時間差攻撃や速攻を織り交ぜ、主導権を渡さなかった。

 糸山は1週間前の練習試合で自身のトス回しに納得がいかず、丸刈りにした。「自分のせいで負けたんで戒めに」。少し恥ずかしがりながら「攻撃の偏りをなくしたら、もっとスパイカー陣を生かせる」。気を引き締めて大会に臨んだ。

 中学の県選抜時代から糸山とプレーする南谷は全幅の信頼を寄せる。「ピンポイントにトスを持って来てくれる」。ただ、糸山は課題も自覚している。「リードをしているとき、もっといろんな攻撃を試すべきだった」。チーム自体が成長の途中だと感じている。

 昨年の全国総体では決勝トーナメント1回戦で負けた。課題を乗り越え、全国で勝ち上がるチームに-。気持ちを一つにして大舞台に挑む。

■女子は清和返り咲き 高さ生かし完全V

 バレーボール女子は、1回戦から決勝リーグまでの全試合で1セットも落とさなかった清和が2年ぶり12度目の優勝を飾った。野中健志監督は「プレッシャーがある中、しっかりやってくれた」とたたえた。

 決勝リーグ最終戦は昨年敗れた鳥栖商とぶつかった。第1セットは、178センチの江藤綾香が高さを生かしたブロックで相手の攻撃を封じ、流れを引き寄せた。昨年もメンバーだったセッターの南里くるみ主将は「今年こそ勝ちたかった」とエース川内愛以らにボールを集めて得点を重ねた。

 全国総体に向け、野中監督は「一つでも多く勝って、下の学年にもつなげたい」と語った。

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